施設の概要

「アクアきらら月見ヶ丘」について

「アクアきらら月見ヶ丘」は、広く県民の方から応募いただいて決定された旧吉野川浄化センターの愛称です。
水(アクア)が浄化されて、きらきら輝くイメージと地元の地名「月見ヶ丘」をあわせ、浄化されてきらきらと輝く水(海面)に月が映し出されている情景を表現しています。

施設平面図及び施設概要
【施設平面図及び施設概要】
施設番号施設名仕様、容量、能力等備考
第1ポンプ棟
構造
地下1階 地上1階 RC造・鉄骨造
導水渠管径 φ350
流入ポンプ棟水量に応じて整備予定
分配槽水量に応じて整備予定
最初沈殿池水量に応じて整備予定
反応槽
嫌気槽
(延長)10.0 × (幅)7.75 × (深さ)5.5m(2池)
無酸素槽
(延長)26.0 × (幅)7.75 × (深さ)5.5m(2池)
好気槽
(延長)39.0 × (幅)7.75 × (深さ)5.5m(2池)
最終沈殿池
(延長)52.9 × (幅)3.70 × (深さ)4.0m(4池)
用水・消毒棟
構造
地下1階 地上1階 RC造
送風機棟
構造
地下1階 地上3階 RC造
脱水機、自家発電装置
管理棟
構造
地上2階 RC造
汚泥処理棟水量に応じて整備予定
重力濃縮槽水量に応じて整備予定
独立管廊用水・消毒棟、送風機棟、管理棟、水処理管廊等間の連絡用通路
海水取水施設
放流人孔
3,300L × 3,000W × 5,100H
海水取水槽
3,300L × 2,200W × 7,400H
放流渠
ボックスカルバート
1,800 × 1,800 × 23.6m
【施設概要】
最終沈殿池・反応槽の写真
【最終沈殿池】【反応槽】

アクアきらら月見ヶ丘の特徴

1.高度処理の採用

通常の有機物除去を目的とした処理法で得られる処理水質以上の水質を得ることを目的とした処理を高度処理といいます。「アクアきらら月見ヶ丘」では、富栄養化の原因となる窒素やリンの除去も行うため、嫌気無酸素好気法(A2O法)による高度処理を行います。

嫌気無酸素好気法(A2O法)による高度処理の説明図

2.紫外線消毒

処理した水は、消毒をした後放流されます。「アクアきらら月見ヶ丘」では、残留塩素やトリハロメタン等の副生成物が一切発生せず、環境によりやさしい紫外線による消毒を行います。

紫外線消毒の説明図
【紫外線消毒装置のイメージ】

紫外線消毒のしくみ

細菌やウイルスなどの細胞壁を破壊して殺菌する塩素消毒と異なり、紫外線はDNAに直接作用し、損傷を与えます。その結果、細菌やウイルスなどの増殖能力や感染力をなくすことで、消毒効果を発揮します。このことを不活化といいます。

紫外線消毒

紫外線は、微生物の細胞膜を透過し、直接核の中のDNAと反応するため、消毒速度が非常に速い

紫外線消毒のしくみ説明図
塩素消毒

塩素は、細胞膜から基質、核と順を追って反応するため、反応速度が遅い

塩素消毒のしくみ説明図
紫外線ランプ
【紫外線ランプ】

3.海水混合

「アクアきらら月見ヶ丘」では、放流先の海域の生態系に影響を与えないよう、処理した水をくみ上げた海水と混合した後放流します。

その他(ギャラリー)

【水質検査室】

水質検査室の写真

【太陽光発電設備】

太陽光発電設備の写真

【微生物】

微生物の写真

○クマムシ (大きさ 約0.54mm)

【小水力発電設備】

小水力発電設備の写真
  • 画像をクリックすると小水力発電のしくみ(イメージ図)を表示します。

お問い合わせ

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